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ロングテールのネットショップとユーザーの理想のマッチングとは Vol.6

インターネットの利用が一般的に広まってから早12年。
この仕組みによって世の中に多くの影響が生じ、私たちのライフスタイルも変化してきました。
中小・零細企業はネットショップを開業することにより、全国に点在するこれまでは手に届かなかった幅広い顧客層を取り込むことが出来るようになりました。

購入の可能性があるユーザーにネットショップの存在を知ってもらうために使われるツールとして、楽天、Yahooをはじめとするショッピングモールや、検索サイト、キーワード広告、価格比較サイト、ブログと言った様々なものがあげられます。購入する側は、最安価格の商品を探したい場合、特定のこだわりの商品を探したい場合などそれぞれの状況により、これらのツールの使い方が変わってきています。近年、Googleという優れたアルゴリズムを持つ検索サイトの登場が、購入する側の行動に影響を与えています。その結果、目的の商品を購入する際の動線(人が辿るインターネット上の経路)が変化し、「まずショッピングモールに行く」から「価格比較サイトに行く」「検索サイトで口コミ情報を検索する」「検索サイトでニッチな商品を販売しているネットショップを検索する」にシフトしてきているのです。

ロングテールという現象があります。
ロングテールのヘッド部分(多くのネットショップで販売している大量に売れる商品)の安売り情報にスポットライトをあてているサイトに「価格比較サイト」や「大手ショッピングモール」などがあります。これらのサイトでは、大量生産品の安売りを求めるユーザーと安売り品を提供するネットショップの間で十分なマッチングができているでしょう。

一方、ロングテールのテール部分(特定のネットショップでしか販売していないニッチな商品)、例えば熱狂的な顧客が必ず存在しているような商品を販売しているネットショップについてはどうでしょうか。Googleの登場によって以前よりは進歩していると思いますが、まだユーザーとネットショップの間で未だ十分なマッチングが行われていないと感じています。ユーザーが欲している特定の商品や情報には、検索リテラシーをもつユーザーのみが辿り着くことができているというのが現状でしょう。

検索エンジンやポータルサイトは「インターネットユーザが目的の情報に辿り着く動線の一部」あるいは「インターネットユーザの目的地」にならないと収入がなくなります。そのような意味でもユーザーにとって有用なサイトであり続けるために、「ユーザーの好みは何か」「ユーザーはどのような環境で生活しているか」など検索精度を上げるための情報を収集して、それらの情報をもとに秀でた検索結果を出す仕組みを考えています。Googleはパーソナライズド検索という「ユーザーが検索した履歴を管理・学習することで、ユーザーの嗜好に合わせた、より求められている検索結果を上位に表示」するサービスをすでに始めています。

インターネットに存在する莫大な情報から、ユーザーが欲する情報を的確に手に入れる環境が整備されてきたとき、検索結果では不要な情報の表示が減り、ロングテール商品を販売しているネットショップではトップページの離脱率が劇的に下がるでしょう。SEO対策についても「昔は検索数の多い人気のあるキーワードで必死に順位を上げていたな」と思い返す日も近いかも知れません。

それではニッチ商品を販売するネットショップは、その日に備えて何をすべきでしょうか。
基本的な“ユーザーの視点に立つ”ということを忘れずに、「商品の品揃え」「情報の充実」「ユーザビリティの向上」をコツコツと行うことが望ましいのではないかと考えます。地道に努力をしてユーザーに有用と思ってもらえるサイト作りを行っていけば、被リンク数・コンテンツ量などが増加し結果的に現在のアクセス対策にもなるのだと思います。